珈琲の酸味について
酸味を感じるのは
・焙煎してから日にちが経ち古くなっている
・浅煎りのコーヒーである
・酸味が強いコーヒー豆である
これらのことが考えられます
「焙煎してから日にちが経ち古くなったコーヒー」
コーヒー豆は焙煎後、日にちが経つと劣化し、酸味が出てきます。
これは悪い酸味
多くの方が、この酸味をイメージしているかもしれません。
賞味期限の記載しかないコーヒー豆はキケンかも・・・
必ず焙煎日が記載されたコーヒー豆を選ぶように心がけてください。
※当店では、焙煎後10日までに飲むことをお勧めしています。
「浅煎りのコーヒー」
浅煎りのコーヒーは基本的に酸味が特徴です。
当店で取り扱っているspecialty coffeeのように、最近はコーヒー豆の品質が上がり、
その個性を活かすために浅煎りが普及しています。
そのため、浅煎りのコーヒーに接する機会が増えているかもしれないですね。
「酸味の強いコーヒー豆」
コーヒー豆の生産地や種類によって強い酸味が特徴の豆があります。
一般的に、標高の高い生産地で収穫されたコーヒー豆は強い酸を持つ傾向があります。
コーヒーには良い酸味もある!!
最近では浅煎りのコーヒー豆も多く発売され、フルーティーで華やかな酸味のある豆が普及してきました。
これは良い酸味になります。
コーヒー豆の品質が上がり、上質な酸味を楽しめるようになりました。
当店も、浅煎りが得意です!
それでもやっぱり「酸味が苦手」という方
酸味を抑えるにはどうすれば?
- 酸味の少ないコーヒー豆を選ぶ
なるべく中煎り〜深煎りのものを選ぶ - コーヒー豆の挽き具合で調整
中挽き〜やや細挽きで酸味を抑えることができます
※酸味成分は抽出が早く
苦味成分は抽出が遅い性質を持っています - 抽出時の工夫
お湯の温度は高めに設定し、抽出時間を長めに調整することで酸味を抑えることができます。
浅煎りのコーヒー豆の場合、90度くらいの温度で抽出されることが多いです。
※沸騰直後の100度近いお湯を使用すると、雑味成分が抽出されることもあるので注意が必要!
沸騰してからブクブクがなくなった頃がちょうど良いかと思います。
蒸らしは長めに1分以上が良いですね。
抽出は、お湯を細くゆっくり注ぎ、ドリッパー内の水位を低く保ってください。
当店のお客様の中にも「酸味は苦手」という方がたくさんいらっしゃいますが、
「良い酸味」を体感されたかたは
「美味しい」と酸味への印象が変わってらっしゃいます。
新鮮で華やかでフルーティーな風味の浅煎りコーヒーはとても美味しいです!
「コーヒーはフルーツなんだ!」と改めて感じることができます。